企業の業績が悪化する理由には、投資の失敗、収益環境の変動、市場環境の変動による一時的な売上減少など様々なものが考えられます。
これらの理由により、事業規模と負債のバランスが崩れた場合に、事業規模に応じた適正な負債規模に変更することを事業再生といいます。
事業再生は企業に関わるステークホルダーの痛みを伴う事業構造改革となります。何を切り捨て何を残すのかを見極め、ステークホルダーたちと共有していくことが成功の秘訣となります。
また経営者は多くの場合個人保証を行なっていますが、これについても適切な処理を行うことで、再生後の事業のバリューアップが図られ、ステークホルダーの利益に資する結果も生み出せます。
当社は、目の前の資金繰りの確保から、ステークホルダーの取りまとめ、再生スキーム策定および実行まで支援いたします。
主な取り組み事例
- 過剰債務状態にある学校法人について、リート法人への施設のオフバラにより有利子負債を解消した事例
- 過剰債務状態にあるソシアルビル運営会社について、同社の運営機能のソフト部分と資産のハード部分を切り離すことで、事業価値を維持しながら資産オフバラを行い有利子負債の処理を行なった事例
- 銀行と公的機関が債権者であり、担保設定関係が入り組んだ企業において、債権者同士の担保の入れ替えを行い、銀行債券のみサービサーへの売却を行なって債権処理を行なった事例