企業の成長の過程で、リスク分散や新たな成長市場確保の観点から多角化が行われるのは一般的な戦略といえます。
異業種の買収は、対象企業のビジネスモデルの理解が難しいことから、同業他社の買収以上にハードルが高いものといえます。相互理解の不足は、シナジー効果が生まれないだけでなく、様々な業績悪化の原因を引き起こしかねません。
異業種の買収を成功させるためには、対象とする事業領域の選定段階から、シナジー効果や統合のステップを検証する必要があります。
当社は、多角化を目指す対象領域の選定から、買収後統合の検証まで、多角化に伴う全工程の支援を行います。
主な取り組み事例
- 無形資産が多いゲーム会社の買収において、同社の事業計画をKPIを設定するなどして蓋然性の検証を行い、検証後の事業計画からバリュエーションを行なった事例
- 財務毀損がある企業との資本提携において、同社と出資側企業とのシナジー効果を織り込んだ計画を作成し、出資側企業の与信力を説明することで、債権処理を行うことなく資本提携を実現した事例
- 新規事業のためのM&Aを検討するに先立ち、既存事業との戦略整合性や市場成長率などを検討した上で、ターゲットととする事業セグメントを定めた事例